リセールバリューとは?

リセールバリュー(既存住宅・中古資産の再評価)について

こんにちは。この記事ではリセールバリューの記事になります。

リセールバリューという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
直訳すると再販価値となりそうですが、少し違うそうです。
ですが、衣食住の中でもダントツにわかりにくい不動産において資産性をつかみやすくするためにこの言葉と意味が広まってくれれば、不動産が少し見近になるかと思い紹介させていただきます。

リセールバリューとは?

10年前のリセールバリューは、金融用語でした。
ですので金融関係や企業でも一部の人が使っていた言葉でしたが、既存住宅・中古市場の再評価の過程で不動産向けに使われることが多くなってきました。

最近では不動産会社だけでなく不動産に詳しい一般の方もこの言葉を使われ始めています。

今後、「売り手」や「不動産取引」のための言葉に変わってきていますので、より耳にする機会が増えてくると考えられます。

お家を資産として数値化したものをリセールバリューと呼ばれていることが多いようです

具体的には

既存住宅の建築物耐用年数がどの程度あるか?

リフォーム・リノベーションにてどの程度価値を上げることができるか?

場所によっての資産価値は上がっているのか?下がっているのか?

今はまだ「査定された不動産の資産価値」や「将来の不動産価値」などを混同しながら使われています。
(不動産業界に定着しきれていない言葉のため少し変移していきそうです。)

もともと金融用語ですから、貸借対照表(バランスシート)とのセットに使うことが相性が良いwp

サンプルA邸のリセールバリュー

サンプルAさんでリセールバリュー調べてみよう

ではこのリセールバリューはどのように使い方ですが、もともと金融用語ですから、貸借対照表(バランスシート)とのセットでの使い方がやはり一番なのだと思われます。
サンプル)
去年(2017) 中古マンション購入のAさん(40歳)
購入マンション概要:価格:4200万円
        所在:京都市上京区
        山陰本線二条駅 徒歩5分
        建築:平成14年
室内状況:きれいにお使いだけど築15年程度経っているので奥様と相談してリフォーム500万円かけて予算内で水回りなど目に見えるところは全部リフォームといったご夫婦の気に入った雰囲気にリフォームしました。
4200万円+500万円=4700万円(お家の費用)
自己資金700万円
借入4000万円
(月々支払 135,238円 固定金利1.2% 期間35年 ボーナス払いなし)
去年買われたAさんのリセールバリューは?
現在の査定額で事足ります。
去年から今年にかけての相場の移り変わりや同マンション内動きを確認して、去年500万円かけたリフォームの新品プレミアを差し引き、使い方のチェックすれば査定額がでます。
これで現在のリセールバリューはでます。
15年後のリセールバリューを想像できますか?
どれぐらいのリセールバリューが出るとうれしいでしょうか?
期待もあるのですが、下記より現実的なお話となります。
もし、月々135,238円が少し無理していて、繰り上げ返済していなかったとしたら
残高は2160万円少しです。
Aさん、現在から15年後は55歳で、ローン残高2160万円です。
購入時自己資金 700万円入れていますから
2160万円+700万円=2860万円ですから2860万円で売却できたら購入時の自己資金を回収して「トントン」です。
今回サンプルなので、はっきり計算しきれませんが、
現在の相場と変わらないのなら、二条駅徒歩約5分で築30年のマンションが3000万円から2900万円ですから
良かったです。2860万円よりは高く売れそうです。が、老後に向けてバランスシートをしっかり作っておかないと危ない可能性があります。
購入時の想定よりギリギリかもしれないです。

最後に

リセールバリューは実際に15年後売ることを目的としているわけではなく、

□現在のバランスシートを確認する
□ライフスタイルが変わり目など未来のバランスシートを確認する

未来が資金不足にならないか?調べるためにもリセールバリュー大変有効な考え方と思われます。

去年楽しく500万円リフォームしたので、10年後に700万円の大規模リフォームを行ったとしましょう。
相場が動いていないとしても、おそらく購入時点に投入した自己資金の回収のほとんどは難しいと考えられます。
15年後も30年後も住み続けるならそれもいいと思いますが、これからは修繕を含めてリセールバリューにて不動産の資産性と負債(ローン残高)をつかみながら「不動産で損しない」選択を考えていただくのが主流になってくるのではないでしょうか?

もっとリセールバリューをつかみながら、欲いえば、「銀行通帳を確認するぐらい」「高血圧がわかる健康診断書」ぐらいお住まいのお家のリセールバリューがわかる不動産業界になればいいなあと望む所有者が増えると考えられています。

もともと金融用語ですからフィンテックと相性がよく、家計簿アプリにお家のリセールバリューを出力できるようになったり、いつかなりそうです。
いつかであってまだですよね。。。
残念ながら不動産の価値を判断するのはまだまだ難しいです。

自分でリセールバリューを知る方法

マンションにお住まいでしたらお住まいの部屋とは違う部屋で時々オープンハウスなどしていることもあります。室内状況やリフォーム程度から査定額ある程度推定いただければいかがでしょうか?

不動産会社は売れる物件をオープンハウスをしています。
売れる気配がないほど相場より高過ぎる物件ではオープンハウスを避けることが多いです。

相談してリセールバリューを知る方法

「京都」を知りつくし、会社リフォームや引っ越し、解体工事など、あなたの物件にぴったりの専門性や個性を持つ会社が対応。優秀な京都の地元の不動産会社にリセールバリューについてご相談ください。

どこよりも買い手に近いからできる、高い査定価格・最適利用がきっと見つかります。

ご本人や近しい親族以外の他人が所有している不動産への査定ご利用は、お断りさせていただいております。

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